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ビジネス·

コンビニの商圏は半径何メートル?業態別の最新データと出店の鉄則

セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンの3大コンビニチェーン。 街を歩けば100m おきに見かけるイメージですが、実際の商圏は何メートルなのか。 FC オーナーになりたい人、店舗開発に関わる人、不動産投資で土地活用を考えている人向けに、 コンビニ商圏のデータと出店判断の鉄則を整理しました。circle-mapで実際の商圏を可視化する手順も最後に紹介します。

コンビニ商圏の基本データ

コンビニ各社が公開している、または業界レポートでよく引用されるデータ。

  • 一次商圏: 半径 300〜500m(来店客の60〜70%を占める)
  • 二次商圏: 半径 500m〜1km(来店客の20〜25%)
  • 三次商圏: 半径 1〜2km(来店客の10〜15%、車利用客が中心)

これは住宅街型コンビニの数字。 オフィス街・駅前・ロードサイドではかなり異なります。

立地タイプ別の商圏特性

住宅街型

  • 商圏: 半径 300〜500m
  • 客層: 周辺住民、ファミリー、高齢者
  • ピーク時間: 朝(7〜9時)、夕方(17〜20時)
  • 強い商品: 弁当・惣菜・日用品・公共料金支払い

オフィス街型

  • 商圏: 半径 200〜400m(徒歩圏のみ)
  • 客層: 周辺オフィスワーカー
  • ピーク時間: 朝(7〜9時)、昼(11〜14時)
  • 強い商品: 弁当・サラダ・コーヒー・ATM
  • 注意: 平日のみ稼働、土日売上はガタ落ち

駅前型

  • 商圏: 駅利用者全体(半径での測定が難しい)
  • 客層: 通勤・通学客、駅利用客
  • ピーク時間: 朝(6〜9時)、夕方(17〜21時)
  • 強い商品: 飲料・タバコ・お菓子・週刊誌

ロードサイド型

  • 商圏: 半径 2〜5km(車利用前提)
  • 客層: 通行車両のドライバー、近隣の車所有世帯
  • ピーク時間: 平日朝・夕、土日終日
  • 強い商品: 飲料・タバコ・カップ麺・ガソリン
  • 必須要件: 駐車場(5台以上)、視認性、出入りしやすい立地

観光地型

  • 商圏: 観光客の流動人口
  • 客層: 観光客中心、地元利用は少ない
  • ピーク時間: 観光シーズン、休日
  • 強い商品: 飲料・お土産・地域限定商品

出店判断の3大要素

1. 商圏人口

住宅街型コンビニで黒字化に必要な目安は:

  • 一次商圏(半径500m)内に 3,000人以上 の居住人口
  • 世帯数で 1,200世帯以上
  • これより少ない場合は他要素(通行量・競合)でカバーする必要

商圏人口は総務省「e-Stat」で町丁目別人口データが無料で見られます。

2. 競合店の距離

同チェーン同士の距離規制(テリトリー保護)は各社で異なります。

  • セブン-イレブン: 一般に半径 300m 以内に同チェーン出店なし(独自ルール)
  • ファミリーマート: 同様の地域保護あり、ただし合併経緯で変動
  • ローソン: テリトリー保護はあるが緩め

他チェーンとの距離は規制なし。実際に「同じ交差点の四隅にコンビニ4軒」という風景も。

3. 通行量・視認性

  • 歩行者通行量: 1日 5,000人以上が目安(住宅街型)
  • 車両通行量: 1日 10,000台以上が目安(ロードサイド型)
  • 視認性: 看板が50m手前から見える、入口が分かりやすい
  • 動線: 駅から自宅への帰路、通勤路の途中などの「ついで動線」

新規出店のリアル

FC として参加する場合の代表的なコスト感:

  • 加盟金: ¥150万〜¥300万(各社・契約タイプによる)
  • 準備資金: ¥150万〜¥300万
  • 毎月のロイヤリティ: 売上総利益の30〜60%(チャージ率)
  • 店舗賃料: 立地により大きく異なる

近年は新規出店より統廃合が進んでおり、 2020年以降は店舗数横ばい〜微減の傾向。 「コンビニ飽和時代」と言われる中、新規 FC 募集は減少傾向です。

不動産活用としての視点

土地オーナーとしてコンビニに貸す(事業用定期借地)場合:

  • 立地条件: 角地、視認性、駐車場含めて150坪以上が目安
  • 賃料: 月¥30万〜¥100万(立地次第)
  • 契約期間: 20〜30年の事業用定期借地が一般的
  • リスク: 契約満了後の建物撤去義務、業態転換不可

circle-map での商圏可視化

  1. 出店候補地を地図クリックまたは住所検索で指定
  2. 半径欄に 0.3(一次商圏)/ 0.5(拡大一次)/ 1(二次商圏)
  3. その円内の競合コンビニ位置を Google マップで確認
  4. e-Stat で商圏内人口を調査

「ない街」と「過密街」の特徴

コンビニが少ない街

  • 人口密度が低い(半径500m内に2,000人未満)
  • 住宅地と商業地の距離が遠い(用途地域の影響)
  • ロードサイド型のスーパー・ドラッグストアで代用される
  • 高齢化率が高く、現金以外の支払いが少ない

コンビニ過密の街

  • ターミナル駅周辺(東京駅・新宿駅など)
  • オフィスビル群(虎ノ門・大手町・梅田など)
  • 大学キャンパス周辺
  • マンション群

これからのコンビニ商圏

Amazon・ネットスーパー・ウーバーイーツなどの台頭で、 コンビニの「徒歩圏で全部買える」優位性は薄れています。 逆に強化されているのは:

  • イートインスペース・テレワーク利用
  • ATM・公共料金・宅配受取の決済ハブ機能
  • 店舗内厨房での揚げ物・コーヒー
  • 高齢者向けの徒歩生活インフラ

商圏判断も「物販の引き」だけでなく 「決済・サービスの引き」を組み合わせて考える時代になっています。

まとめ

  • コンビニ一次商圏は半径300〜500m、住宅街型の場合
  • 立地タイプ(住宅・オフィス・駅前・ロードサイド・観光地)で大きく異なる
  • 出店判断は「商圏人口×競合距離×通行量」の3要素
  • 新規出店は減少傾向、土地活用として貸す場合は契約期間に注意
  • circle-map で半径地図を描き、競合と人口を組み合わせて分析

コンビニ商圏を地図で可視化:circle-map で出店候補地の商圏を確認 →

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